前立腺・病気になったらED?

前立腺の病気例えば前立腺がんの場合は発生するのが尿道から離れた周辺部位ので、症状が出にくい特徴があります。そのため排尿障害やEDなどの自覚症状は現れにくく、直接的な因果関係は医学的にはあまり問題となっていません。

でも、前立腺がんの手術において、勃起に関わる神経を損傷してしまう可能性があると言われています。もともと骨盤内にはさまざまな臓器や血管、神経が複雑に入り組んでおり、勃起に関わる神経も前立腺のすぐ近くを通っています。だから治療のために前立腺を手術する際、神経が傷ついたり切断されたりするなどして、 ED の後遺症が残る場合があるのです。

また、この症状は前立腺がんに限らず、直腸がんや膀胱がんの手術にも同じことがいえます。そして、放射線治療によっても影響が出る場合もあります。

そして神経を温存する手術をおこなっても、術後しばらくは勃起機能が回復しないケースも少なくありません。しかし、2年くらいをかけてゆっくりと勃起機能が改善してくる可能性もあります。この場合では、シアリスなどの血流を促進することで、陰茎海綿体の繊維化を防ぐと考えられ、術後の勃起不全に悩んでいる人では、勃起機能のリハビリテーションとして取り入れてみるとよいでしょう。

前立腺がん・前立腺病気

前立腺がんは欧米では男性がん死亡例の約20%(肺がんに次いで第2位)を占める頻度の高いがんですが、日本では約4・8%(2004年神奈川県)と比較的頻度の少ないがんです。日本人男性が1年間に前立腺がんと診断される人数は、人口10万人あたり28・6人(年齢調整罹患率、2004年神奈川県)で、胃がん、肺がん、結腸がんに次いで4番目、男性がん全体の12%を占めています。

原因
前立腺がんの原因は遺伝子の異常と考えられており、加齢と男性ホルモンの存在が影響しますが、いまだ明確ではありません。そのため、効果的な予防法も明らかではありません。欧米での報告によると、肉やミルクなど脂肪分が多く含まれている食事を多く摂取することにより、前立腺がんの発生が増えると考えられています。一方、穀類や豆類など繊維を多く含む食事はがんの発生を抑える効果があると考えられています。ハワイや米国東海岸在住の日系人は日本人と米国人の中間の発生率であり、食事の欧米化が原因とする考えの根拠のひとつになっています。喫煙との関係を指摘する報告もあります。前立腺がんは、遺伝の要素が強いがんのひとつと考えられているため、前立腺がんと診断された親族がいる場合、早め(40歳〜)にPSA検査を受けることをすすめます。

症状
前立腺がんは前立腺の外腺の腺上皮から発生する率が高く、初期にはほとんど症状がありません。がんが大きくなって尿道が圧迫されると、尿が出にくい、尿の回数が多い、排尿後に尿が残った感じがする、夜間の尿の回数が多いなど、前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)と同じ症状が現れます。

がんが尿道または膀胱に広がると、排尿の時の痛み、尿もれや肉眼でわかる血尿が認められ、さらに大きくなると尿が出なくなります(尿閉)。精嚢腺(せいのうせん)に広がると、精液が赤くなることがあります。さらにがんが進行すると、リンパ節や骨(脊椎(せきつい)や骨盤骨)に転移します。リンパ節に転移すると下肢のむくみ、骨に転移すると痛みや下半身麻痺(まひ)を起こすことがあります。

前立腺完全にクリニック

前立腺(ぜんりつせん)(prostate)は、器官の一つで、男性のみに存在する生殖器。膀胱の真下にあり、尿道を取り囲むかたちで存在、精嚢が隣接。クルミほどの大きさで、重さは数十グラム。女性器におけるスキーン腺に相同である。また、前立腺小室は同様に子宮に相同である。

前立腺の役割と構造
前立腺の役割については、まだ解明されていない部分が多く、主な働きとしては前立腺液の分泌。精嚢から分泌された精嚢液を精巣で作られた精子と混合し精液を作り、射精における収縮や尿の排泄なども担っている。

前立腺は内側の「内腺」と外側の「外腺」がある。最近は移行ゾーン(内腺)・中心ゾーン(内腺)・辺縁ゾーン(外腺)と分類されることもある。

前立腺に関して病気

1.急性前立腺炎
急性前立腺炎(きゅうせいぜんりつせんえん)とは、前立腺が細菌に感染して起こり、急激に発症する急性の前立腺炎の事である[1]。正確には急性細菌性前立腺炎(きゅうせいさいきんせいぜんりつせんえん)とも言われる

原因
前立腺炎は多くが原因が解明されていないが、この急性前立腺炎は原因が解明されている。尿道、血管、リンパ腺を通ってきた細菌が原因になるもので、多くの場合は尿道を通して感染が起こる。細菌としては大腸菌、緑膿菌等の腸内細菌が主なもので、その他には腸球菌やブドウ球菌のような球菌によって起こる場合もある。そして、発症するのは20歳代から60歳代にかけての男性に多い。

2.前立腺癌
前立腺癌(ぜんりつせんがん)(prostate cancer)とは、前立腺(外腺)に発生する病気、癌の一つ。様々な組織型の悪性腫瘍が生じうるが、その殆どは腺癌で、通常は前立腺癌≒前立腺腺癌の意味で用いられる。2012年4月日本で初めてロボット手術であるda Vinciの保険適応となった疾患である。

3.前立腺肥大症
前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)は加齢とともに前立腺(内腺)の細胞数が増加し肥大化する疾患。

原因
前立腺肥大症の主な原因として、加齢・性ホルモン・喫煙・肥満・肝硬変・アルコール摂取・高血圧・家族歴(遺伝)が挙げられている。ただし、これらはあくまで疑われている要因でしかなく、現在において前立腺肥大症の明らかな原因はわかっていない。

4.慢性前立腺炎
慢性前立腺炎(まんせいぜんりつせんえん)とは、細菌が原因になって起こる慢性の前立腺炎の事である。慢性細菌性前立腺炎(まんせいさいきんせいぜんりつせんえん)とも言われる。

原因
この慢性前立腺炎の原因は、急性の細菌性前立腺炎が慢性化して起こる場合と、何らかの基礎疾患があるか、カテーテルが入っているか、結石のような異物があり、それがブドウ球菌、腸球菌、セラチア菌などの細菌によって慢性的に起こる場合がある。ほかにはただ細菌が原因となる慢性前立腺炎は10%程度と比較的少なく、ほとんどが細菌とは関係の無い非細菌性慢性前立腺炎である。